何も出来ない僕なのね

貴方と出会ったのは偶然。
テレビで見たトラジャが気になるなァとジャニーズJr.チャンネルを観ていた時に、学ランにピンクのハチマチを首に巻いてる姿の貴方を観ての一目惚れだった。

それからはIslandTVもYouTubeも雑誌も全部見て、ショップに売ってる写真も集めて、今まであまりよく知らなかった貴方やジャニーズ事務所のことを知っていくのは楽しかった。勿論、調べていくうちに夏祭りデートのことも知ったけど、それは私の中では許容範囲だった。

長くは推していないし、地方民だから現場に通い詰めることも出来なかったけれど、ちょっとでも力になればと雑誌にハガキはこまめに出したし、アンケートも頑張っていたつもりだった。初めてファンレターを書いたのも貴方宛てだった。
雑誌で言えばJr大賞は大変だった。まさかまさかの恋人にしたい部門の立候補で気持ち的にはしんどかった。なにわ男子がデビューして居なくなったことで美声部門にランクインするチャンスだとは思っていたけど、流石に無謀すぎないかって、胃がキリキリした。たくさん書店を回って、ペンダコ作って。出張先の本屋で山積みになってるMyojoを見つけて全部買って、ホテルに投票券だけ切り取った雑誌を全部ゴミ箱に捨てて帰ったこともあった。それでも圏外から16位にランクイン出来た雑誌を手にとって見た時は本当に嬉しかった。貴方も本心からそう思ってくれてたのなら嬉しい。
現場に行って楽しかったのはミュージカル手紙。沢山の役を生き生きと演じている姿が本当に輝いて見えたし、今までで一番自信を持って演技しているように私には見えた。色んな姿を見れるのも楽しかった。杞憂かもしれないけど、これ以降、パフォーマンス中に色んな表情をするようになったね。自然な笑顔が可愛くて好きでした。

コロナ禍になってからは仕事が忙しくて、YouTubeのリストもサボり気味になってた。ごめんなさい。
それでも、それ以外のことはしてたし、お金を出す方が大事だと思って、同じ写真を山程買ったりはしてた。束になった写真を整理しながら、何やってるんだろうと我に帰ったこともあったけど、それはそれで楽しかった。今までジャニーズに推しのいる生活をしたことがなかったから、貴方に沢山の経験をさせて貰ったし、色んなところにも行けた。どんなに仕事が辛い時も、貴方を見れば乗り切れたし、新しい仕事や雑誌の掲載が決まった日は嬉しくて何でも頑張れた。
周りが何と言おうとも、絶対デビュー出来ると思っていたし、6人も同じ気持ちでいてくれてると思っていた。

だから、今回のことは本当にショックだった。
ただの熱愛報道なら、私は何とも思わない。事務所から貰った外部仕事で、グループを代表して出演しているその仕事先で、共演者に手を出してるという事実。そしてそれが一度ではない、ということが私には無理だった。何のために仕事をしているんだろう?デビューするためじゃないの?って。つい最近、コロナでライブが一部中止になったのに、そうやって出歩いて遊んでたんだって。芸能の仕事をしていればある程度は仕方ないと思うけど、そりゃあんな格好で出歩いてたら、コロナにも感染するよね。意識の低さに呆れた。

たまたま、文春の報道があった頃、すごく仕事で疲れていた上に、身内の不幸も重なってたから、かなり精神的にしんどくて。だから知った時は、怒りとか悲しみとかそういうのは全然なくて、すごい勢いで冷めちゃった。虚無感っていうのはこのことだと思った。

正直6人が同じ気持ちでないのであれば、彼には脱退して欲しいと思った。7が5になったところで、今更だし、本当にデビューする気があるメンバーで頑張って欲しいと思った。
でも、貴方のブログには6人でって書いてあったし、今日のサマステで彼を気遣う貴方のレポをSNSで多く見た。まぁグループは一蓮托生だから仕方ないよね。でもこれはヲタクの勝手な想像だけど、彼だけでなくて、6人とも特にデビューする気はないんじゃないか、現状維持でいい、そういう空気でやってるんじゃないか、本当にデビューしたいと思っているはずというのは私の勘違いだったんじゃないかって。そう思えてきて、その時初めて悲しくなった。

貴方のデビューは見届けたい。グループ推しを辞めて、貴方の応援だけを続けることも考えた。でも彼が側にいるのであれば、貴方を見続けることは少なくとも今の私にとっては苦痛でしかない。

だから、この度、貴方の担当を降りることにしました。
今まで私のことをたくさん助けてくれてありがとう。
楽しい経験をたくさんさせてくれてありがとう。
これから先も貴方が貴方らしく居られるよう願ってます。